目次
ふるさと納税で「がん検診」ができる?!賢く節税&健康管理
近年、税金対策としても注目を集めるふるさと納税について、その仕組みを解説します。
返礼品として設定されているものは、食品・日用品ばかりではなく、がん検診も受診できる市町村が存在します。
今回はそんな市町村を紹介します。これまで返礼品として「がん検診」を選んだことがない方も、ぜひ一度検討してみて下さい。
年収や所得控除額と税金控除額が理由でふるさと納税で寄付できる金額は、人によって異なります。
そのあたりも初心者の方にもわかりやすいよう解説します。
ふるさと納税の仕組み
ふるさと納税とは、通常、自分が住んでいる市や町へ納税している税金を他の自治体へ「寄付」することで、税金の住民税の控除や所得税の還付を受けられる制度です。
自分の控除額を知り、その範囲内で寄付をして手続きをすれば、自己負担を2000円に抑えられます。
もし、控除額を超えて寄付した場合は、自己負担となるため、慎重に選びましょう。
寄付する市町村は任意で選び、各自治体は寄付金額の3割以内に収まる返礼品を用意しています。その地域の特産品や、家具・家電を返礼品として取り扱っている市町村もあります。
同じ寄付金額でもどの自治体へ寄付するかによって返礼品が異なるため、自分の欲しいものが見つかるでしょう。
寄付できる金額は人によって決まっている
ふるさと納税で寄付を行った際、税金の控除額は人によってさまざまです。控除額が決まる基準は、その方の家族構成や、収入額・すでに控除を受けている内容と金額などがあります。
控除の手続き・確定申告をすると、その年の所得税から還付され、翌年の住民税から控除されます。
住民税の控除を申請するためには、確定申告が必要です。ふるさと納税の寄付申請ができるサイトにて、控除額シミュレーションができます。
自分が控除される金額を知って、お得に寄付しましょう。
ふるさと納税でできる「がん検診」
近年、ふるさと納税の返礼品にがん検診が候補に入っている市町村があります。返礼品リストを全国的に見ると、食べ物や家具家電が人気です。しかし、近年は検査や体験も充実しています。
市町村によって、検査方法や寄付金額はさまざまです。
病院に行って診察すると高額な診察料がかかる検査も、ふるさと納税の返礼品としてお得に受けられる可能性があります。
実際に返礼品として指定されている返礼品としては以下などが存在します。
これまで検査したことがなかった検査を受けてみるよい機会でしょう。
・人間ドック
・CTがん検診
・乳がん検診
返礼品にがん検診がある市町村3選
実際に、以下にてがん検診を返礼品として指定している代表的な市町村は以下です。
・香川県高松市
・山形県鶴岡市
・静岡県磐田市
以下その詳細、寄付金額や内容について解説します。
PET/CTがん検診|香川県高松市
香川県高松市では、PET/CTを使用したがん検診が返礼品として指定されています。
寄付金額 | 300,000円 |
申し込み受付期間 | 1年中 |
返信期限有効期限 | 6か月必要書類発行日より1年間 |
人数 | 1名分 |
最新機器を使用したがん検診が受けられます。
受診できる曜日は、月曜日から金曜日です。提供元は、高松市立みんなの病院です。
検査薬「FDG」を体内に注射し、がん細胞に集まる様子を画像として捉えます。
同時にCT検査をすることで、がんがある部位や他の情報も得られます。
サリバーチェッカー|山形県鶴岡市
山形県鶴岡市が実施している返礼品です。
寄付金額 | 40,000円 |
申し込み受付期間 | 1年中 |
有効期限 | 発送日から1年 |
人数 | 1回分(1名分) |
サリバーチェッカーとは、数滴の唾液で6種類のがんリスクが分かる検査キットです。自宅でできます。
検査キットが届いたら、唾液を採取します。その唾液を冷蔵庫で凍らせた後、付属の箱に入れて郵送すれば完了です。
肺がん・膵がん・胃がん・大腸がん・口腔がん・乳がんのがんリスクを検査できます。
離島は配達不可のため、ご自身が当てはまらないかどうかを確認してください。
1日人間ドック|静岡県磐田市
静岡県磐田市では、1日人間ドックに加えて胃カメラの検査ができる返礼品を指定しています。
また、男性は前立腺がん検査もでき、女性は子宮がん検査(または、乳がん検査)を選べる内容で盛りだくさんです。
寄付金額 | 170,000円 |
申し込み受付期間 | 1年中 |
発想期日有効期限 | 60日以内寄附日から1年以内 |
人数 | 1回分(1名分) |
磐田市が指定しているこの返礼品は、内容が盛り沢山で大変お得な内容です。
1日人間ドックだけではなく、前立腺がん検査や子宮がん検査も可能で、身体全体を検査できます。
また、胃カメラも受けられる内容です。体に異常がないか不安な方は、この返礼品を指定すると体の隅々まで調べられます。
検診を受ける頻度はがんの種類によって異なる
検診を受ける頻度は、がんの種類によって異なります。
例えば、乳がん検診や子宮がん検診は2年に1回です。大腸がん検診は1年に1回を推奨されています。
その年に受診した方がよい検診内容を把握し、自分に合ったふるさと納税をしましょう。
まとめ
ふるさと納税について、その仕組みと「がん検診」を返礼品として設定している市町村を紹介しました。
税金を控除できるだけではなく、自分の身体について検査できると、大変お得です。
市町村によって、がん検査の種類や検査可能な曜日が異なります。
自分に合った市町村を見つけて、ぜひふるさと納税をしてみてください。