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2023.10.23

読書の秋におすすめしたい血糖値関連の本

夏が過ぎて少し涼しくなってくるこの季節は「読書の秋」といわれます。今回は、糖尿病や血糖値についての本をご紹介します。本を読んで、糖尿病への理解を深めましょう。

 

糖尿病とは

糖尿病とは、食事により上昇した血糖値が下がらずに高血糖の状態が慢性的に続く病気です。

 

正常であれば、すい臓から分泌されるホルモン(インスリン)の働きで、血糖値は低下します。しかし、糖尿病になると、インスリンが十分に分泌されなかったり、働かなかったりするため、高血糖状態が続きます。

 

糖尿病には特別な自覚症状がなく、それが病気の発見を遅らせる原因のひとつです。「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他(妊娠・疾患)」の3種類に分けられます。食べ過ぎや運動不足、肥満などの生活習慣が原因になるものは、2型糖尿病です。

 

血糖値関連の本:食事編

血糖値の上昇を抑える方法としては、食事療法が非常に重要です。低糖質、低エネルギーの食品を選ぶことや食べる順番、食べ方によって食後の血糖値をコントロールできるためです。

 

ここでは、『糖質オフで即やせレシピ』『“血糖値”を制して脂肪を落とす!』の2冊を紹介します。

 

オススメ①糖質オフで即やせレシピ

『糖質オフで即やせレシピ』は2016年の9月に主婦の友社から出版された、料理のレシピ本です。単行本と電子書籍があります。

 

糖質オフの食事は、糖尿病の血糖コントロールだけではなくダイエットにも効果があります。「糖質オフで即やせレシピ」には、低糖質でボリュームのあるレシピが150品掲載されています。

 

食材の糖質量が分かるチェックリストも付いているため、いつでも糖質の確認が可能です。

 

目次は以下のとおりです。

 

  1. いつものおかずをますますおいしく糖質オフ!BEST30
  2. 作りおきで、いつでも食べられる糖質オフ
  3. 糖質ほぼゼロ食材のボリュームおかず
  4. パッと作れて心ゆくまで楽しめる糖質オフのおつまみ
  5. 糖質オフでめん料理!?こんにゃくでめんレシピ
  6. 糖質オフなのに、甘くおいしい幸せスイーツ

 

オススメ②“血糖値”を制して脂肪を落とす!

『“血糖値”を制して脂肪を落とす!』は、2023年7月にGakkenから出版された単行本です。

 

SNSの注目を集めている糖尿病の専門医である「血糖おじさん(薗田憲司さん)」が提案する、健康的に痩せるテクニックが掲載されています。

 

食事を制限するのではなく、血糖をコントロールして無理のないダイエットのサポートをしてもらえる1冊です。

 

目次は以下のとおりです。

 

  1. 血糖コントロールダイエットの基本 ダイエット成功の道へ迷わず進める!3つのコントロール法
  2. 血糖コントロールでやせる理由 ダイエット・健康と血糖値の深過ぎる関係
  3. 量のコントロール法 甘いもの、ごはん、パンもOK!糖質をとりながらやせる方法
  4. 時間・食べ順のコントロール 空腹感と闘わずに脂肪を減らす食べ方
  5. メニュー選びのコントロール法 血糖値スパイクを防ぐ!家ごはん、コンビニ飯、外食メニュー選びの工夫
  6. 食後ゴロゴロしがちな人のための 血糖値を下げる!がんばらない運動法

血糖値関連の本:運動編

血糖コントロールには、運動療法も非常に重要です。

 

食事療法とは異なり、エネルギーの消費を増加させ、筋肉を増やすことが目的です。

 

ここでは、『順天堂大学医学部 健康スポーツ室式 長生き部屋トレ』と『血糖値がみるみる下がる! 7秒スクワット』の2冊を紹介します。

 

オススメ①順天堂大学医学部 健康スポーツ室式 長生き部屋トレ

『順天堂大学医学部 健康スポーツ室式 長生き部屋トレ』は、2021年2月に文響社から出版された、自宅でのトレーニングについての本です。単行本と電子書籍があります。

 

「脚力」「バランス力」「柔軟性」「握力」を、お家で簡単に鍛えられるトレーニングが掲載されています。1日に1分からのトレーニングで無理なく始められて、血糖値の正常化や体重の減少への効果が期待できます。

 

目次は以下のとおりです。

 

  1. あなたの身体は、「巣ごもり生活」であっという間に老化する
  2. みるみる身体が元気になる基本の「長生き部屋トレ」
  3. 気になる不調を改善する「ちょい足し部屋トレ」

 

オススメ②血糖値がみるみる下がる! 7秒スクワット

「血糖値がみるみる下がる! 7秒スクワット」は、2020年4月に文響社から出版された、スクワットトレーニングに関する本です。単行本と電子書籍があります。

 

筋肉が衰えるとブドウ糖を効率よく取り込めなくなるため、筋力トレーニングは血糖コントロールに適しています。本誌で紹介されている7秒スクワットは、1回7秒のスクワットを1日に10回、3セットを週に2回するだけです。

 

大きな筋肉である太ももを刺激し、ブドウ糖を吸収しやすい体質への改善が期待できます。

 

目次は以下のとおりです。

 

  1. 高血糖をみるみる改善する7秒スクワット
  2. 筋肉を鍛えれば糖尿病なんて怖くない!
  3. 実践者も驚いた7秒スクワット効果
  4. 長生きしたければ、ダイエットより筋トレ

まとめ

糖尿病とは、血液中のブドウ糖(グルコース)濃度が下がらず、高血糖状態が続く病気です。

 

糖尿病に関する書籍は数多く出版されており、糖尿病の基礎から学べる本から、肥満解消につながる糖質オフのレシピ本などがあります。

 

読書の秋に、気になる本を手に取って読み、糖尿病の予防に役立てましょう。